2023-24の年越しは、龍名館が運営する日本茶がコンセプトの「ホテル1899 東京」を予約した。
今回はスーペリアダブルの“ENGAWA”と名付けられたお部屋に宿泊。
ベッドエリアが小上がりになっていて、縁側のように寛げる空間がテーマらしい。他のホテルに比べて照明の輝度が高い気がした。暗すぎてメイクの色味が全然分からないことあるからありがたいね……
収納たっぷりの入り口まわり。スリッパがふかふかなタイプで地味に嬉しい。
浴室と洗面台は別で、洗面台は寝室エリアに設けられている不思議な間取り。ベッドと洗面台が同じ空間にあることに初めは困惑したけど、メイクのとき頻繁に手を洗うので結果的にけっこう便利だった。
販売もされている緑茶成分配合のシャンプー・リンス・ボディソープは使用感良好。別の場所に同シリーズのボディクリームも置かれてた。
茶筅をモチーフにしたライトがかわいい。洗面台前にある壁付けの戸棚をスライドすると鏡が現れる仕組みになっていた。
アメニティは雪肌精のスキンケアセット(オイクレ・洗顔・化粧水・乳液)やバスパウダーなど必要十分なアイテムが揃ってて安心。
自室でお茶が楽しめるよう、ティーパックタイプの茶葉とともにケトルや急須などが整えられている。また、ペットボトルの水がお茶用と飲料用の2種用意されており、こだわりを感じられた。
茶葉は全10種から4つセレクトされていて、説明書きを読むだけでどんな味なのかとワクワク。茶菓子のほかドリップコーヒーも置かれていた。
また、宿泊客へのサービスとしてフロント裏のティーカウンターで抹茶・煎茶・季節のお茶がいただける。提供時間は8:00〜10:00と15:00〜22:00の間。
おかわり可能なので、季節のお茶である番茶2種(岡山県の美作番茶と愛媛県の石鎚番茶)を飲み比べ。干菓子とともにほっとひと息つける心地良い時間だった。
「第一ホテル東京」でアフタヌーンティーを食べた後だったので、夕食は軽めにしようと新橋駅の〈根室 花まる〉でお寿司をテイクアウト。なぜか大晦日は毎年お寿司食べてるな……。
紅白とももいろ歌合戦を見つつ、日付が変わる頃には眠りについた。
元旦は朝からティーカウンターに赴き、この日限り提供の“大福茶”をいただく。
部屋に戻っておせちが届くまで二度寝。届けてもらう時間は予約時とチェックイン時に設定でき、いちばん遅い10時にお願いしておいた。
しっかりした風呂敷に包まれたおせちが登場。
一部のお料理には抹茶が使用されていて、それぞれ安定した味。(ちなみに、食べきれないと見越してタッパーを持参しておいた。)
おせち料理を含むモーニングビュッフェのプランもあったので、温かいものが食べたい方はそちらがいいかも。
12時のチェックアウトまで三度寝し、お部屋にあるタブレットでチェックアウトを済ませる。タブレットのアイコンをタップし、ルームキーをお部屋に置いて退室するだけの手軽さに感心した。
タブレットで照明のオンオフができるホテルはよくあるけど、空調や内線、チェックアウトまで集約されてるのは初めて。とても便利だったのでこれから主流になっていくといいな。
珍しいお茶や縁起ものを口にして、なんだか良い一年が過ごせそうな気分になった。
↓年越し2022-2023年版
↓年越し2021-2022年版