2024-2025年の年越しは日本橋「ホテルかずさや」で過ごした。
おせちモーニングと大浴場が決め手となり、シングルサイズの客室を予約。チェックインの待ち時間に温かいほうじ茶をいただけて和む。
外観は和モダンテイストの設えだけど客室内は一般的なビジホ仕様。
インバウンド向けの雰囲気が過剰に押し出された内装だと「想定外の客なのでは……」とソワソワしちゃうから安心した。
上下セパレートタイプの館内着は透け感なく着心地も快適。
デスクは食事や身支度にも十分な広さがあり、不自由なく過ごせた。
客室内のアメニティは歯ブラシ・ヘアブラシ・コットンのみでスキンケア類はなし。大浴場には洗顔・化粧水が置いてあった。
ひと息ついたところで、晩御飯の買い出しに向かう。日本橋三越周辺へは徒歩5分ほどで利便性抜群だった。
大晦日は日本橋三越が17時で閉店することを失念していた結果、コレド室町〈だしいなり海木〉で初めて購入。開店当初は午前中に売り切れてる印象だったけど、最近はサクッと買えるのかな?
お箸で掴んだだけで溢れてくるほど出汁がひたひたで、もちっとした不思議な食感のお揚げにびっくり。すごくおいしかったので評判に納得した。リピートしたい。
大晦日に紅白を観ることで「どこかで聴いたことある曲」のタイトルと歌手名を合致させる作業をしている。加齢を感じるな……と思いながら完食。
楽しみにしていた大浴場へ。浴室内は清掃が行き届いていたし、脱衣所の換気もしっかりされていて好印象だった。
浴槽に蘭の花(デンファレ?)がたっぷり浮かべられていて、ちょっぴりバリのリゾート気分を味わう。
この日は特別に年越し蕎麦のサービスが実施されており、ありがたく頂戴する。
『ゆく年くる年』をBGMに就寝。
翌日は朝風呂を浴びて、1階の朝食会場へ。お屠蘇のサービスがあったのだけれど、下戸のためお断りすることになり残念だった。
お雑煮のやさしい味わいが胃に染み渡る。かずのこが1本ドカッと入ってるのも嬉しい。一人暮らしだとなかなか手が出せないからね。
生まれてこのかた苦手意識を持っていた昆布巻きのことを初めておいしいと思えて、年明け早々気分が上向いた。
昨年はおせち料理を客室内で食べるプランのホテルに宿泊したのだけれど、やっぱり暖かいお料理を口にしたほうがホテルに来た甲斐が感じられるな。
朝食会場となっているレストラン〈食堂酒菜 時の鐘〉は宿泊客以外も利用でき、朝食・ランチ・夜の懐石などのメニューもとても魅力的だった。今度お昼の定食を利用してみよう。
今年も美味しいご飯たらふく食べて楽しいことたくさんするぞ!と決意しつつホテルを後にした。
▼年越し2023-2024年版