今年の誕生日はホテルニューグランドに滞在した。
横浜へは毎年数回訪れるもののライブか観劇目的で、余力がなくとんぼ返りしてばかりだった。十数年ぶりにゆっくり観光したので、ホテル以外の情報も記録しておく。
まずは桜木町駅から周遊バス『あかいくつ』に乗って横浜ハンマーヘッドへ移動。
〈鎌倉紅谷 Kurumicco Factory〉でクルミミカップ クルミッ子キャラメルソース付きを入手した。
クルミッコの端(ミミ)らしいけど、切り落としとは違う部位なんだろうか。工房が併設されており、クルミッコの製造過程が見られて面白い。レジが1台しかないため捌くのに時間がかかるようで、20分ほど並んでゲットした。毎日11時から販売される切り落としは、開店前から長蛇の列ができるらしい。
同フロアの〈水信ブルック&ファクトリー〉にて、予約しておいた「組子箱に入ったセイボリーとプティフール、旬のミニパフェのセット」を味わう。
パフェに乗ってる桃がとんでもなくおいしかった。マンゴーがサンドされたマカロンや、スイカと生ハムのマリネなど旬の果物をいろんな食べ方で堪能できて大満足。
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シノワズリ調の内装もかわいく、席数少ないので居心地良かった。コレットマーレにある〈水信フルーツパーラーラボ〉には昨年行ったから、残すは馬車道の本店だけだな。平日限定のアフタヌーンティーが食べたい。
市営バス『ベイサイドブルー』を利用し、山下公園前で下車。ホテルの美しい中庭を突っ切って館内へ。
今回予約したのは本館グランドダブルのお部屋。
ブルーがアクセントのインテリアに品格をビシビシ感じる。広いベッド独り占めできるの最高だ〜!
戸棚の中にハンガーやふかふかのスリッパ、テレビと冷蔵庫、パジャマ、食器類が納められていた。フリーの飲み物はペットボトルのお水、ドリップコーヒー、ほうじ茶・緑茶ティーバッグのみ。
上下セパレートタイプのパジャマは柔らかい着心地で安眠できた。糊がパリッパリに効きすぎてるの苦手だからありがたい。
滞在中ずっと寝転んでいたカウチソファ。デスクの引き出しに延長コードが用意されていたので、どこでもスマホ触れて良かった(依存症)。
すべての調度品が美しくて、家のインテリアこういう系統にしたいとしみじみ思った。いろんなホテル行くたびに毎回思うんだけど実行には移せないんだよな……。
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バス・トイレなどの水まわりに関しては、設備的な古さは否めないもののきっちり清掃されているので快適に過ごせた。アメニティは雪肌精のスキンケアセットのほか、コットンや綿棒、ヘアブラシなど。ヘアオイルがあるの嬉しい。ドライヤーはサロニアのものだった。
部屋で涼んだ後、小腹が空いたので中華街をぶらつく。暑くて肉まんなどは食べる気が起きず、中国茶カフェ〈酥の宮〉でひと休み。
月餅や老婆餅など種類豊富な点心&スイーツが1点から注文でき、ドリンクとセットで900円ほどの良心価格。紫芋の茗花酥と鉄観音をいただいた。休日でもほどよく空きがあったので穴場かも。
元町の近沢レースなどを覗きつつホテルへ戻り、館内をお散歩。
ホテルを象徴する大階段とロビーは豪華絢爛な空間で圧倒された。
晩ごはんは1階の〈コーヒーハウス ザ・カフェ〉へ。
せっかくなのでホテル発祥とされているお料理が食べたくて、シーフードドリアを注文。私が知ってるシーフードとは格が違った。ホワイトソースとバターライスはバランスの良い味付けで、エビがホクホクでおいしすぎた。山下公園が見える窓際のボックス席だったので、夕暮れを眺めながらじっくり味わった。
ニューグランドを予約した際、先人の宿泊記を検索していたら、「クープニューグランド」なるオリジナルデザートの存在を知る。館内レストランでの提供は不定期で、常時食べられるのはルームサービスか横浜高島屋〈ル グラン〉のみらしい。これは食べておかねばと、就寝前に注文。ちなみにドリアで結構お腹が膨れたため、山下公園をお散歩してから挑んだ。
運ばれてきたのがこちら。キンキンに冷えたUFOのごとき形状の器に収まってて、王様の食べ物じゃん……と慄く。バニラアイスの上に洋梨を被せてチョコクリームでコーティングし、ホイップとアーモンドスライスを添えた不思議な組み合わせ。お部屋でいただく特別感も相まって、お誕生日気分が盛り上がった。
翌朝のモーニングはインルームで摂ることにした。ル・ノルマンディ(洋食)、たん熊(和食)、インルームサービス(洋食)の3択で、1番人気は海を臨みながらお食事できる〈ル・ノルマンディ〉のよう。なるべくゆっくり寝たいし朝食会場に向かうための身支度が面倒なので、ついインルームを選択しがち。
ホテルのモーニングってどうしてこんなにテンション上がるんだろうね。とろとろのオムレツとロールパンがとてもおいしかった。時間を気にせずゆっくり紅茶を飲み、心ゆくまで堪能した。
スタッフの方々は気さくさと老舗ホテルとしての格式高さを兼ね備えていて、気持ちの温まる対応をしていただけた。
新館であるタワー館のほうにも泊まってみたいし、各地のクラシックホテルも制覇してみたい。
チェックアウト後は〈ローズホテル横浜〉のドラゴンパフェが食べたかったのだけれど、お腹に余裕がなく断念。また別の機会に訪れようと思う。